北欧家具を作る上で大切

それでは、私が北欧で習った合板の作り方を説明していこうと思うのですが、これは基本的なところでもあり、家具を作る上で大切なところでもあるので、しっかりと押さえて頂きたいのですが、合板は中心となる芯材から作る事になりまして、ここで重要になってくるのは、表面に張られる事になる突き板でして、板を重ねてカンナなどで端の面を正確な直線にすることが大事なのですが、こうすることによって他の突き板と接着することが可能になり、幅広くすることも可能にさせてしまうというのです。

芯材となる細かい棒状の松の木は内側で、木目に対して交差するように交互に地下の突き板が貼られ、この突き板は内側の松の動きを抑える役割がありまして、そして、その上に梨の突き板を貼ることで1枚の板に仕上げ完成します。

思っている以上に準備するのに時間が掛かり大変ですが、このように北欧家具を作るための合板を1つずつ完成させることで、無垢材に負けることのない美しさと、肌触りのよい質感を兼ね備えた板が出来あがり、さらには無垢材のデメリットとも言われていた「ねじれや割れる」と言った可能性を限りなくゼロに近づけ、それを改善しようとした北欧の先人たちの知恵が集まった結晶なので、その深みを感じざるお得ませんね。

日本もバカに出来ないものでして、江戸時代から作られてきた木造の家などは、世界の何処の国を探してもないほど、無駄のない作り方をしており、その利便性と効率性は世界にも引けをとらず、日本人として海外でも誇れる部分がたくさんある事も事実です。

量産家具では真似できない

北欧家具と言っても、見た目の美しさだけではなく、便利に使用できるように工夫されているというポイントも忘れてはならないところでして、私も机を始めて作ったころは、どれだけ自分の能力を活かしてアイデアを出せるか挑戦したものでして、単に北欧家具の机を作っても面白みもないですし、北欧家具として認めてもらえないかもと言う葛藤もあり、机を中央から開けられるようにして、その中に物を収納できるように箱を設置することにしたのですが、この仕切り板を出し入れする溝の加工は大変でした。

また、「チョウバン」にはイギリスの物を使用したのですが、取り付けるのにも下準備をする時間が必要でして、とにかく私が最初に作った北欧家具は下準備に時間が割かれてしまい、加工しているのに進んでいないような感じで、他の生徒よりも遅れを取っていたのですが、先生がいっていたように作業が大変だと言うことが身にしみてきました。

また、蝶番自体は木の表面ンと同じ一面になるように作るのですが、これが意外と難しい作業でして、表面を少し削るだけで済ませて取り付けるのですが、その量が多すぎると溝が薄くなったり、なくなってしまったりと言う事態になってしまいます。

これは量産しているような家具では絶対に行えませんし、真似することの出来ない技術で、綺麗に物を作るとは、使用する人の事を考え、あらゆる点に置いて気を配る事なのだと、この授業を通して私が学んだ事でもあり、これからも忘れる事はありません。